読書 まっちゃんのブログ。

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死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張 (新潮新書) [新書]

[内容]

出版社/著者からの内容紹介
 哀しい事実だが、犯罪者のほとんどは反省しない。監獄法の改正後、圧倒的に「自由」になった刑務所では、今日も受刑者たちの笑い声が響いている。裁判では頭を垂れるも内輪では「次は捕まらないよ」とうそぶく彼らを前に、何をすれば良いのか。犯罪者を熟知する著者は、彼ら自身を「死」と向き合わせるために「執行猶予付き死刑」を導入せよ、と説く。現役の無期囚が塀の内側から放つ、圧倒的にリアルな量刑論。


[感想]

こういった話は、自分が(近いひとが)、
加害者の立場だったら、被害者の立場だったら
罪を裁く人だったら、もっというと死刑を執行する人だったら、
いろいろ悩ましい問題と思うのが正直なところだ。


ただ著者曰く、反省している人なんて全然いないと。


執行猶予付き死刑だとか提案されているが、

似てるけど、服役後数年間たった人にもう一回裁判やるってのはどうだろう。

ていうか、勝手に仮釈放なんか決められたら困る。


最初の裁判で、死刑で5年後にもう一回裁判!みたいなことにする。
全然変わってなければ、死刑だとか。



まぁ、今の刑が軽すぎるのは間違いないみたい。




[評価]>★★★★☆(視野が広がる。)


死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張 (新潮新書)死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張 (新潮新書)
(2010/07)
美達 大和

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[ 2010/08/10 23:10 ] 読書 | TB(0) | CM(9)

孤宿の人/宮部みゆき

[内容]

岐国、丸海藩――。この地に幕府の罪人・加賀殿が流されてきた。以来、加賀殿の所業をなぞるかのように毒死や怪異が頻発。そして、加賀殿幽閉屋敷に下女として住み込むことになった少女ほう。無垢な少女と、悪霊と恐れられた男の魂の触れ合いを描く渾身の長編大作。


[感想]

本当の「鬼」は誰だ。

人間の本性とか、弱さとか、これでもかってぐらい。


何か人のせいにすることは、知らず知らずのうちにやってしまうことで。


例えば、政治が悪い、会社が悪い。加賀様が悪い。


言い出したらきりがない。


でも、そうやって、人は自分を納得させ、
どんなに自分がおかしいとわかっていても、
自暴自棄にならずに生きられる。


「自責」とは良くいうが、けっこうな人が、
自分があの時怠慢したからだとか、努力が足りなかったとか、
「過去の自分のせい」にする。


それは、事実かも知れないし、間違っているかもしれない。


ただ大事なのは、その事実を受け入れること。


なかなか、簡単なようで難しい。




[評価]

★★★★☆(ほうのその後が気になる。)






孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)
(2009/11/28)
宮部 みゆき

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[ 2010/06/28 21:47 ] 読書 | TB(0) | CM(7)

小暮写眞館/宮部 みゆき (著)

[内容]

もう会えないなんて言うなよ。
あなたは思い出す。どれだけ小説を求めていたか。
講談社創業100周年記念出版

ようこそ、小暮写眞館へ。著者3年ぶり 現代エンターテインメント
第1話 小暮写眞館
 世の中にはいろいろな人がいるから、いろいろな出来事も起きる。なかには不思議なこともある。
第2話 世界の縁側
 人は語りたがる。秘密を。重荷を。
第3話 カモメの名前
 「電車は人間を乗せるものだ。鉄道は人間と人間を繋ぐものだ。だから鉄道を愛する者は、けっして人間を憎めない」
第4話 鉄路の春
 ――僕はこの人を守らなくちゃいけない。


[感想]

心霊写真という媒体を通した、心理描写。
4枚の心霊写真が何を意味するか解決する、サスペンス。
いや、恋愛ストーリーか。


「正義」ほど、人を苦しめるものはない。


宗教を信じる人にとっての宗教。
男は女は悲しましたりしちゃいけない。
しっかりとした教育を受けてる人が立派な人だ。
自分の子供を死なしちゃいけない。


いっぱいある世間の常識。


そこからはみ出したら、その人は駄目なのか。

世間の常識を後ろ盾にした、「正義」という言葉を振り回されれされる程、
振り回す側はゆずらないだろうし、振り回される側は行き場をなくす。

もっと性質が悪いのは、正義を理由に現実から逃げることだ。


男が女を傷つけちゃいけない。そんな世間の常識があるから、
傷つけるかもしれない男は、その正義を守るということで、
女の前から立ち去る。

悲劇のヒーローを演じることで、正義を守ることで、
目の前から逃げているだけなんじゃないか。


そんな正義は正義じゃない。


自分の弱さの言い訳だ。



そんな正義に縛られるより、やりたいようにやればいい。





[評価]


★★★★☆(700Pあるけど、一気によめた)


小暮写眞館 (100周年書き下ろし)小暮写眞館 (100周年書き下ろし)
(2010/05/14)
宮部 みゆき

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[ 2010/06/20 07:46 ] 読書 | TB(0) | CM(0)

楽園 (文春文庫) /宮部 みゆき

[内容](「BOOK」データベースより)

(上)
「模倣犯」事件から9年が経った。事件のショックから立ち直れずにいるフリーライター・前畑滋子のもとに、荻谷敏子という女性が現れる。12歳で死んだ息子に関する、不思議な依頼だった。少年は16年前に殺された少女の遺体が発見される前に、それを絵に描いていたという―。

(下)
土井崎夫妻がなぜ、長女・茜を殺さねばならなかったのかを調べていた滋子は、夫妻が娘を殺害後、何者かによって脅迫されていたのではないか?と推理する。さらには茜と当時付き合っていた男の存在が浮かび上がる。新たなる拉致事件も勃発し、様々な事実がやがて一つの大きな奔流となって、物語は驚愕の結末を迎える。

[感想]

日本語は亡びない (ちくま新書) (新書) /金谷 武洋 (著) のエントリーで宮部みゆきのことが紹介されていたので、早速読んでしまった。


アマゾンの評価を見る限り賛否両論ありそうだが、個人的には好き。
宮部みゆきの本を見ると、なぜか松本清張を思い出す。
松本清張が戦後日本経済の社会を映し出す小説とするならば、
宮部みゆきは、現代の社会を映し出す小説。

サイコメトラーという非現実なものを取り入れているのにもかかわらず、
それが、なぜか自然と現代社会を映し出す鏡。楽園の犠牲を描きだす。

考えたこといくつか。


?コナンは間違っているだろうという真実
「たった一つの真実見抜く、見た目は子供、頭脳は大人。その名は、名探偵コナン。」

真実は見抜けない。見抜けるのは事実だけだ。
法律で裁けるのも事実だけだ。真実は人それぞれだ。


?幸福度は意味あるか?

民主党で幸福度調査なるものが、実施されるとか、実施されないとか。

ぐれて親に殺されてしまった茜は、バブル期にバブルになれない家族が嫌いだった。
いい思いをしないと損だと。
で、女刑事はいう。
「それって、今もたいして変わっていないんじゃないでしょうか。
ただ、”いい思い”が”充実した人生”や”自己実現”とかきれいな言葉に置き換わっただけで」



幸福度を決めるということは、その人の幸せの価値観を決めてしまうことに他ならないのではないか。
それはマスメディアがバイアスをかけるのも間違っていると思うし、
ましてや、国がそれを決めるなんて、できるのだろうか。

だから、自己実現とか眠たいこといっている学生はアホばかりなんだ。


?楽園

この本のタイトル。上巻を読んでもまったくわからんかった。
下巻に突入してもなかなかわかんかった。

最後の楽園の章にようやく書かれてあった。

この本のすべてはここにある。


血にまみれていようと、苦難を強いるものであろうと、秘密に裏打ちされた危ういものであろうと、
短く儚いものであろうと、たとえのろわれてさえいても、そこは、それを求めた者の楽園だ。

支払った代償が楽園を地上に呼び戻す。」



うまく、言葉にできない。


これを言葉にしている宮部みゆきの小説に、感服。




[評価]
★★★☆☆(胸がもやもや)

楽園 上 (文春文庫)楽園 上 (文春文庫)
(2010/02/10)
宮部 みゆき

商品詳細を見る
[ 2010/03/22 19:21 ] 読書 | TB(1) | CM(0)

クラウド時代と (角川oneテーマ21) (新書) /角川歴彦

[内容(「BOOK」データベースより)]
今や急速なITの進歩と情報環境の変化が「知」のグローバリゼーションを加速する。その集大成「クラウド・コンピューティング」によって、2014年に日本の産業構造は大激変するだろう。その中で「ガンダム」を筆頭に世界で歓迎される日本のポップカルチャーなど、「クール」「かっこいい」と大衆に賞賛されるモノや出来事が社会を変革し始めている。これが“クール革命”だ。本書は情報産業最前線に立つ著者が、激変する現代を“クール革命”の力で生き抜く道を、模索し確信に至った覚醒の書である。


クラウド時代と<クール革命> (角川oneテーマ21)クラウド時代と<クール革命> (角川oneテーマ21)
(2010/03/10)
角川 歴彦

商品詳細を見る


[感想]

この、おっさんは、ただものじゃない。

1943年生まれって、もうちょいで、70近いじゃないか。


それなのに、この見識と、時代を見通す力。

はんぱないね。

出版業界は、クラウド化する中で、大変な業界っぽいんが、
角川は大丈夫だな。


ツイッターは、やはりリアルタイムという点がすごいんだろう。
だから、大衆の知となりうるし、メディアとなりうる。
googleは、情報を整理して見つけるといった点ですぐれていたわけだ。

それを可能にするのも、クラウドだが、これは国策にして、
次世代インフラとして、提供するというアイデアは完璧やな。


もう、著作権という考え方は大きな転換点を迎えるなきっと。

本に価値があるんじゃなくて、それを生み出せる個人に価値がある。
だから、コピーされてグダグダいうんじゃなくて、
コピーされても儲かるモデルを作る必要がある。


ライフネットの岩瀬 さんの本のように、
全部、無料にしたらいいのに。俺は普通に本かうね。
PDFでよむのめんどくさいし。

生命保険のカラクリ (文春新書)生命保険のカラクリ (文春新書)
(2009/10/17)
岩瀬 大輔

商品詳細を見る



岩瀬 さんのブログにも説明があった。

書籍の「フリー」化で、出版社は損をするのか


[評価]
★★★★★(ただもんじゃない)

[ 2010/03/13 23:08 ] 読書 | TB(0) | CM(0)
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